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“話してみたい英語”に出会えるデジタル教科書

相模原市立清新小学校

本校では「指導者用デジタル教科書(教材)」と「学習者用デジタル教科書+教材」を導入し、授業では指導者用と学習者用を使い分け、家庭では学習者用でStoryを使ってシャドーイングをするなど、子どもたちが自己調整をしながら個別学習で活用している様子が伺えます。

教材タイトル:6年 Unit7「My Dream」

単元目標 (Goal):自分の将来について考え、「がんばること」を発表することができる。

指導計画(全7時) 主な学習活動
1時(Hop!) Storyのアニメーションを通じて、本単元のトピックや語彙に触れる。
また、本単元のGoalを確認する。※1
2時(Step1) 入りたい部活動などをたずねる言い方を練習し、お互いにたずね合う。
・カルタゲームなどゲーム要素も取り入れながら語彙を復習する。 ※2
・Let’s listen.やLet’s try.などで本時に学習する表現を練習する。 ※3
3時(Step2) つきたい職業とその理由などをたずねる言い方を練習し、お互いにたずね合う。※3
4時(Step3) お互いの「がんばること」をたずね合うことができる。 ※3
5・6時(Step4) 自分の将来について考え、「がんばること」をまとめる。
デジタル教科書で、使いたい語彙や表現を確認する。 ※4
7時(Jump!) 自分の「がんばること」を発表する。

※活動の中で主に使用するデジタル教科書を明確にするため【指導者用】【学習者用】と示しています。

※1:Storyなどを視聴し、本単元の見通しを持ち、ここで扱う語彙に触れる。(1時)

【学習者用】

Storyのアニメーションを個別に何度も視聴して、お互いにどんなことが聞き取れたのかを共有する時間を設けます。この時、デジタル教科書を使用して個別に再生速度を変えたり、苦手な子どもは「じまく」を表示させたりしながら、何度も聞くことができるように時間を確保します。この時間をしっかりと確保することで、子どもたちは本単元で扱う言語材料にしっかりと向き合い、見通しを持って言語活動に取り組むことができます。また個別活動の後にペア活動を設定して、どんなことが聞き取れたのかを確かめる際には、Storyにある「イラストならべかえ」を使用します。子どもたちが自らStoryのアニメーションを再度視聴することで対話が生まれます。

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Storyの再生画面
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Storyのイラストならべかえ

【指導者用】

Let’s listen and point.では、本単元で扱う語彙や表現を聞き取ります。簡単な表現でクイズが出されているので、抵抗感が少なく活動に取り組めます。音声を聞く前にどんなヒントが出されるのかを子どもに想像させるような発問をすると、予想を立てた上で英語の音声を聞き取ることができ、課題を持たずに聞くよりも集中して音声を聞くようになります。

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Let’s listen and point.再生画面

【指導者用】

フラッシュカードを使い、本単元で扱う語彙を全体で練習します。1周目は音声を聞いてどんな語彙があるのかを確認します。2周目からは教師が手動でカードをめくり、子どもたちには「デジタル教科書の音声より先に発音をしてみよう」と指導を行うと意欲を持ち、活動に取り組むことができます。3周目・4周目…と子どもに語彙が浸透していくようにします。

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フラッシュカード「手動」でめくる設定

【指導者用】

Let’s watch.を活用して本単元で扱う表現を聞き取る活動を行います。「どんなやり取りをしているかな」「かずきはどの部活に入りたいのかな」「英語でどのように言っているかな」など必要に応じて英語や日本語で問いかけます。ここで聞き取れた表現をALTと繰り返し発音練習し、英語でどのように言うのかを確認します。その後、その表現をチャンツでも練習しますが、実態に応じて速度や再生方法を変えて行うと飽きずに何度も練習できます。また子どもたちには家庭でも繰り返し聞いて練習できることを伝えておきます。

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Let’s watch.再生画面
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チャンツ再生画面

※2:本時で扱いたい語彙や表現を復習する。(2時)

【学習者用】

授業の導入に「自習コーナー」のゲームを活用して語彙の復習を行います。まずは個別活動で、その後ペア活動でカルタゲームなどに取り組みます。授業では友達と対戦形式で取り組むことをあらかじめ子どもたちに伝えておき、家庭で自発的に「自習コーナー」のゲームに取り組むように声をかけておくと、とても効果的です。

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左:まなぶ「絵辞典」内の自習コーナー
右:「カルタゲーム」音声を聞き、カードを選択する

「自習コーナー」のゲームをした後は、チャンツで何度も繰り返し発音する練習に取り組みます。実態に応じて早い速度設定で再生してもよいと思います。

※3:たずねる言い方を確認し、お互いにたずね合う言い方を練習する。(2・3・4時)

【指導者・学習者用】

言語習得のためには何度も語彙や表現に触れることが重要であると考えます。そのためにLet’s listen.やLet’s try.などで、本時で学習する表現を何度も繰り返し練習します。ここではLet’s listen.を活用して前時までに習った表現の確認問題に取り組みます。この問題の前にも「どんなことが話されるのか」を子どもたちと予想してから取り組むととても効果的です。このようにすることで、リスニング中に「やっぱり!」「え、思っていたのと違う」と声をもらす子どもが出てきます。これはリスニングの音声を聞き取れているからこそのリアクションであり、このような姿は子どもたちが前向きに取り組めている証拠なのだと考えます。また、学習者用の“送るボタン”を活用することで、指導者用で子どもたちの回答などを確認することができます(※5)。子どもたちの学習状況を見取り、指導に活かす評価資料としても活用できます。

※5 指導者用と学習者用デジタル教科書+教材とをクラウドで使用すると、学習者用から送った回答などを指導者用で一覧・個別表示して確認することができます。

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学習者用 Let’s listen.で回答し、送る
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指導者用 Tサポート「評価支援」の画面例

※4:ワークシートとデジタル教科書を活用して、“がんばること”を整理する。(5・6時)

【学習者用】

“がんばること”の発表で伝えたいことを整理します。その際に、確認したい表現や語彙の音声をデジタル教科書のPicture Dictionaryなどで確かめられることも伝えておきます。子どもたちはワークシートを使って、どの順序で自分の“がんばること”を発表するのかを整理し、練習します。自分の伝えたいことが決まった子どもには4線の入ったプリントを渡して、本時までに書き溜めていた英語を書き写すように指導します。

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絵辞典「Unitの単語・表現」
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発表のためのワークシート

まとめに

必ずしも「デジタル教科書を使わないと良い授業はできない」というわけではありません。ですが、デジタル教科書を活用することで、今までできなかった指導方法や仕掛けができるようになります。また、子どもたちの様子や資質を見取るために活用することができます。もちろん記録に残す評価としてデジタル教科書を活用するにはまだまだ改善の余地があるかと思いますが、指導に活かす評価としては、十分にデジタル教科書は活用できると考えています。デジタル教科書は私たちが感じている以上に、デジタル世代の子どもたちにとっては身近なものであり、このような教材だと子どもたち自身で、ある意味遊びながら学んでいくのかもしれません。デジタル教科書は“喋らされている英語”ではなく、子ども自らが“話してみたい英語”に出会える教材です。まだあまり使ったことのない先生方も、まずは“デジタル教科書を触ってみる”ことから始めてみてはいかがでしょうか。

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